2005.07.19 Tuesday
虫はダメなんです -Cockroaches can play attractive melodies!?-
先日、甥っ子が「虫キング」なるアニメ? のトレーディングカードを持っていた。カードにはクワガタムシをリフトアップするカブトムシが描かれており、その上部には「必殺ナントカカントカ!」(忘れた)と、こじつけた様な技の名前が書かれてあった。
また今朝見たテレビでは、虫同士が闘う“虫相撲”なる物を楽しむ小学生たちの様子や、その映像をまとめたDVDの販売などを紹介していた。 どうやら最近“昆虫”が流行っているらしい。 私も子供の時分、昆虫が大好きだった記憶がある。セミやカナブンを虫網持って追いまわし、夏休みに田舎へ行こうものなら、必死になってクワガタやカブトムシを探したものだ。 けれど何時の頃からか、そんな昆虫達を嫌いになっている私がいる。 何故だろう? 今ではセミはおろか、あれほど好きだったカブトムシですら駄目だ。 特に駄目なのがバッタや蛾、コオロギなどの軟らかい系の昆虫で、ちょっと圧力が加わっただけで潰れてしまいそうなのが何とも言えず気持ち悪い。 そんな中、断トツのぶっちぎりで私を恐れさせる奴がいる。 そう……ゴキブリだ。 黒い体、長い触角、どこにでも張り付く肢に最終兵器の翅、そしてあの軟さ。 凶悪である。 肢をぶら下げてだらしなく飛ぶその様は、想像しただけで卒倒ものだ。 これを読んでいる方々も、嫌いであっても好きな人はまずいないだろう。 だけど、どうしてゴキブリ共はあんなに気持ち悪いんだろう? 見た目だけで考えれば、コオロギもどっこいどっこいだと思う。 コオロギは綺麗な声で鳴くから? だったらゴキブリもそうなら人気者になるのだろうか? ちょっと想像してみる。 家族が寝静まった真夜中のキッチン。 何処からともなく聞こえてくる、魂を揺り動かすほどの美麗な音色。 その旋律に誘われた一人の美少年、B.T.。 その音色は、低く唸るフリ−ザーの音と調和しながら流れ来る、天使と悪魔のハーモニー。 少年はそっとフリーザーに近寄り、美しい妖精の姿を探す。 カサリ。 フリーザーのコンデンサーが止まると同時に、メロディーも止んだ。 カサ……カサカサ。 一抹の不安を抱えながらも、その旺盛な好奇心を制止することが出来ない少年は、恐る恐るフリーザーの裏側を覗き込む。 そして……。 カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ……カサリ。 ってやっぱり気持ち悪いわっ!! 今回久々に画像を付けようかと思ったけど、よくよく考えれば、私には絶対に無理だわ (゚∀゚)アヒャ |