2005.10.14 Friday
マジレンジャーにご用心 -Please don’t give my nephew a gun-
最近甥っ子(3才)が『マジレンジャー』に夢中になっている。
「マジレッド!」とか「マジグリーン!」とか叫びながら走り回っている。 おそらくマジレッドが使用しているのであろう拳銃のオモチャを、彼は片時も手放さない。 そして、その拳銃はピロピロといかにもな音を発しながら、悪者である私に襲い掛かるのだ。 「ぐああぁぁ! や・ら・れ・たァァァ!!」 無論私は可愛い甥のため、はたまた一関西人としての尊厳をまもるため、幾度も倒される。 何度でも何度でも、彼が満足するまで。 しかしたまには悪者も反撃する。 右手を拳銃の像にして、「バンバン!」と撃ち返すのだ。 当然ながら甥っ子はキャッキャと喜ぶだけで、やられはしない。 私は撃ち返しながら「死ねェ!」と叫ぶ。 すると、今までにこやかに叔父と甥のやり取りを見守っていた兄が、いきなり怒りながら私に注意するのだった。 「そんな言葉教えんなや! 覚えたらどないすんねん!」 Σ(゚Д゚|||) えっ!? たしかに3才の幼子が発すべく言葉ではないか、とは思う。 けれど、拳銃ごっこで闘っている際に言う言葉が他に見つからない。 チャンバラならば「おりゃー」などの掛け声が有効かと思う。 しかし銃撃戦でそんな掛け声なんてナンセンスだろう。 次元を気取って「頼むぜ、相棒」などと独りごちたところで間抜けもいいところだ。 以降、発する言葉を封じられた私は甥の格好の餌食になりはて、ただただ死するのみとなったのであった。 「ぐああぁぁ! や・ら・れ・たァァァ!!」×∞ 子供との白熱する銃撃戦。果たしてあなたならどうする? |