2005.10.16 Sunday
痴漢・アカン -It is a crime-
『ちかん・アカン』。大阪の地下鉄などに貼ってある、痴漢撲滅キャンペーンの広告である。
蛇足かもしれないが、“アカン”というのは関西弁で“ダメだ”という意味だ。 他にも『痴漢は犯罪です』と、直球勝負な広告もある。 満員電車に乗っている際、隣に女性がおり、眼前にこの広告。要らぬ誤解を招かぬよう自然に両手が上に上がる。 東京に住んでいたとき、通勤に乗っていたのが千代田線。 ラッシュ時には乗客率200%以上だったんじゃないかと思うほどに混雑していた。 自分の身体が斜め60°ほどに傾き、己の重心がどこに掛かっているのかも判らぬ有り様だった。 乗り込んだ綾瀬から乗客が減り始める新御茶ノ水辺りまでの数駅間、揉みくちゃにされた私の手が、女性の身体に当たりっぱなしになることも幾度かあった。 もしアレが痴漢と言われればゾッとしないが、正直勘弁してくれと言う他は無い。 ともあれ痴漢はいけない事である。広告に示唆されるまでもなく犯罪だ。 女性の立場になってみれば、到底許される行為ではないだろう。 そのため上記のような言わずもがな広告が注意を喚起したり、痴漢撃退グッズなどが販売され、中にはそれらを貸し出している駅もある。 痴漢撃退グッズ……果たして効果はあるのだろうか? どの様な種類があるのか私は知らないので何とも言えないが、私も一つ考えてみたのでココに書いてみる。 私が考えたのは、『瞬間加熱器』だ。 スイッチを入れると先端部分が瞬間的に、火傷はしないが十分熱い程度(50℃ぐらいか?)に加熱されるという代物。数秒間つけっぱなしにした後の百円ライターを想像して頂ければわかり易いだろう。 痴漢されていると確信した際にコレのスイッチを入れ、痴漢の手に押し付ける。 その熱さに「熱っつゥ!!」と痴漢も飛び上がるだろう。人はいきなりの熱さにはビックリするものだ。 後はキッと睨みつけるもよし、「この人痴漢です!」と鉄道警察に引き渡すもよしである。 ポイントは自分で声を上げて撃退するのではなく、痴漢に悲鳴をあげさせるところにある。 自分で声を出すことには抵抗がある人が多いだろうし、悲鳴を上げた痴漢も周囲の視線に耐えられないだろう。まさに一石二鳥だ。 うーん。特許取ったら売れるハズだ……なんて考えても、やっぱり既に売っていたりするんだろうなァ。 ちなみに私は女性に痴漢されたことがある。痴女と呼んだ方がいいのだろうか? 前出の千代田線で大手町から日比谷までの二駅間、見知らぬ女性にずっと手を握られたのだ。 その間私の頭の中は、ずっと『???』でいっぱいだった。あれは一体なんだったんだろう? さらにちなみに、今回の雑文の英語タイトルをつけようとしたんだけど、『痴漢』ってしっくりくる英訳が無いんですよ。ある意味日本独特の通勤形態からくる犯罪なんですねェ。チョット哀しいコトですな。 |